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乾燥肌に効く化粧水はありますか?

乾燥肌と化粧水

乾燥肌のお手入れとして化粧水に力を入れる人もいると思います。カサカサして粉を吹いてる肌をモチモチにしてくれる保湿力の高い化粧水があれば知りたいですよね?


ただ、残念なことに乾燥肌を改善してくれるような効果のあるおすすめ化粧水というのは基本的にはないと思ってください。


というのは再三当サイトのなかで触れていますが、乾燥肌というのは水分が不足している肌ではなくて、水分保持機能が低下して水分が蓄えられなくなった肌という大前提があるからです。


穴の空いたバケツではどんなに頑張っても水を汲めないように、水分を保持できない肌に化粧水で水分を補給してもすぐ蒸発してしまって水分を保持できません。


たっぷりの化粧水を使って5度づけ、6度づけしたとしても蒸発する水分が増えるだけでほとんど意味がないです。お風呂から上がった後の肌が一番乾燥することでもこれは明らかですよね?


むしろ肌に塗布した水分が蒸発するたびに肌内部の水分も一緒に蒸発してしまうことも考えると、乾燥肌に化粧水をたっぷり使うことは、肌のうるおいにつながらないどころか、余計に乾燥してしまう可能性だってあるわけなんですね。

化粧水では十分な保湿ができない理由

「でも化粧水を使った後は潤うよ!」という人もいると思いますが、その潤いってどれぐらい続くでしょうか?つけてすぐはみずみずしいですが、すぐに蒸発して数時間経ったらまた元通りのはずです。


そしてなによりの問題は、化粧水をたっぷり使い続けて乾燥肌がよくなっているでしょうか?多分よくなっていないと思います。


『化粧水の量を増やしても、しっとりタイプの化粧水に変えても、ローションパックで長時間浸透させても何をしても一時的な効果しかなく、時間が経てばまた肌が乾燥してきてしまう。』


こうした事実が教えてくれることは、乾燥肌に足りないのは水分ではなく、水分を蓄える肌の水分保持力が弱っているということです。だからで、化粧水で水分を与えて、お肌の乾燥をなんとかしようというのはそもそも無理な話なんです。


保湿とは肌の水分保持力を高めて、水分の蒸発を防ぐことであって、水分をあたえることはほとんど役に立ちません。一時的に肌がしっとりするぐらいです。


「ガッテン塗り」(※NHKためしてガッテンで紹介された保湿ケアの方法)が代表的ですが、皮膚科医など肌トラブルの専門家の間でも、保湿に化粧水は必要なく、洗顔後は乳液やクリームだけで十分だという人は非常に多いのが実情です。


というわけで「化粧水=保湿」というのはいまだに多くの女性(正確には日本人女性)が信じている保湿の常識ですが、最新の皮膚研究やスキンケアからすれば、化粧水の役割というのは一時的な応急処置(整肌作用)でしかなく、保湿ケアとしては有効ではないことがわかっているわけです。

【補足】お風呂の後に肌が乾燥する理由


面白いデータを見つけたので紹介しておきますね。まずはグラフを見てください。


お風呂の後の肌の水分量

※グラフ:かゆみ対策になぜ入浴をすすめるのか?


入浴直後は、肌に吸収された水分もあって肌の水分量は通常時の1.2倍程度になっているためお肌はしっとりしています。しかし、5分を過ぎると急激に水分が蒸発して、乾燥し、入浴後20分もすると、通常時の半分近くにまで肌の水分量が減ってしまっていることがわかります。


バリア機能を担う角質層は、長い時間、水分に触れると剥がれ落ちてしまいます。なおかつそれが熱いお湯であったりすると、皮脂やセラミドなどのうるおい成分が溶け出してしまうので余計に肌が乾燥してしまいます。


顔は身体に比べると皮脂腺が多く、皮脂膜やバリア機能が強いです。また、化粧水の温度も低いので、お風呂に入るほど乾燥することはと思いますが、あくまでそれは程度の差。


「肌に水分を与える」という名目で化粧水を使うと顔の肌で同じことが起こっているわけです。こうしたことは決して美容部員さんは教えてくれません。

ひどい乾燥肌、肌荒れにはクリームで保湿するのが一番

乾燥肌がひどくなると化粧水を使ったときに赤くなったりひりひりすることがあると思います。


これは乾燥がひどくなり、角層のバリア機能がより低下することで肌の奥の真皮にある痛みやかゆみを脳に伝える知覚神経(求心性C繊維)が表皮に伸びてきてしまうことで、化粧水程度の刺激にも肌が過敏に反応してしまっているというのが原因です。


刺激を感じるようになると今度はノンアルコールだとか無添加の化粧水など「肌にやさしい化粧水」を探し求めがちですが、低刺激の化粧水を使ったところで敏感になった肌がよくなるのか?というとそんなことはありません。


こうした化粧水にすら刺激を感じてしまうようなバリア機能が低下して肌荒れした肌に補いたいのはバリア機能を強化してくれる保湿成分であり、その代表的な成分が「セラミド」です。


肌の乾燥・敏感になっている根本的な原因は肌のバリア機能が低下して水分保持力が低下していることですから、これを高めるには肌の組成成分(=保湿成分)を補給する必要があります。


肌の組成成分というのは、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、アミノ酸、セラミドなど肌内部で保湿成分として働いている成分のこと。応急処置的には、皮脂に代わる油分で疑似的な皮脂膜を作り、水分蒸散を防ぐことも保湿効果を得られます。


肌の組成成分のなかでも最も保湿力があり、かつ外部刺激から肌を守るバリアの役割を担っているのがセラミド(細胞間脂質の主成分)ということもあり、乾燥・敏感になった肌の改善にはセラミドを補うことが最も効果的です。


セラミドは水にも油にも溶けますが化粧水に配合されているというケースは珍しいです。あったとしても化粧水の成分はそのほとんどが水ですから、セラミドの配合量が少なすぎて保湿効果というのはほとんど期待できません。


そもそも刺激に弱くなった肌のケアには、摩擦をできるだけ避けるというのが基本中の基本。となると肌触りの柔らかいクリームを使ったほうが肌への負担を減らせますし、さらにクリームであれば、セラミドの含有量という点でも十分な量が確保されているので効果が期待できます。


普段の保湿ケアはもちろん、「肌の乾燥がひどい」とか、「肌が荒れてしまってピリピリする」という時こそ、クリーム保湿の出番です。化粧水を使うのを止めろとは言いませんが、化粧水にかけていたお金と時間をクリームに少し分けてもらえると、より保湿効果を実感できると思いますよ。

乾燥肌を解消する保湿の3つのポイント!
化粧水は肌表面を整える程度のもので保湿効果は期待できません!
肌に補給すべきは水分ではなく、保湿成分!
乾燥肌や肌荒れの状態を改善するにはセラミドが効果的!