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乾燥肌、敏感肌、アトピー性皮膚炎の違いとは?

バリア機能が壊れた肌

乾燥肌、敏感肌、アトピー肌(アトピー性皮膚炎)はいずれも肌のバリア機能が低下しているのが共通点。肌の水分保持力が弱っているため乾燥しており、外的刺激に過敏に反応してしまうため、肌内部では慢性的に炎症が発生している状態です。


紅班、湿疹、かぶれ、ニキビ、赤み、かゆみなど、常に何らかの肌トラブルを抱えているカサカサ・ゴワゴワした肌といえます。


乾燥肌とは?


加齢やスキンケア、生活習慣など何らかの理由で肌の保湿成分(=セラミドなど)が減少してしまい、肌の水分が蓄えられなくなっている状態のこと。


肌内部では細胞から常に水分が浸み出しているんですが、それをつなぎとめることができないため、どんどん肌外へ水分が蒸発してしまうという問題を抱えています。


水分を蓄える保湿成分は年々加齢とともに生産量が減っていくこともあり、肌は加齢とともに乾燥しやすくなる傾向があります。

敏感肌とは?


あらゆる外部刺激に対して肌が敏感に反応してしまう肌状態のこと。外部刺激から肌を守るはずの角層のバリア機能が機能していない抵抗力が極端に弱まった不健康な肌ともいえます。


皮膚が薄いという先天的な問題が原因になっているものと、乾燥肌が悪化したり、間違ったスキンケアで角質層のバリア機能を破壊してしまったことが原因の後天的なものがあります。

アトピー肌(アトピー性皮膚炎)とは?


肌バリアの形成にかかわるタンパク質のフィラグリンの発現遺伝子の異常が大きく関わっており、セラミドの産生量が少ないため健康な肌に比べて肌バリアが極端に脆く外部刺激を受けやすいため炎症が起きやすい肌のこと。


乾燥肌が悪化した敏感肌にアトピー素因が重なって発症する慢性の皮膚炎と考えられていますが、最近の研究では、アレルギーだけでなく黄色ブドウ球菌をはじめとする菌の増殖がアトピー発症に関与しているのでは?という報告もあります。

乾燥肌、敏感肌、アトピー肌の関係性とスキンケア方法

乾燥肌は角層が乱れているため水分が保てないだけでなく、角層の隙間から刺激が侵入しやすくなるため、外部刺激を受け続けることで敏感肌を引き起こす要因になります。


30代以降になると乾燥性敏感肌が増えますが、これなどは肌の乾燥が敏感肌を誘発した典型的な例といえます。


美容の世界では当たり前のように使われている「敏感肌」というワードですが、医学的には明確な定義はありません。


体調や季節的要因で皮膚が敏感になってバリア機能が乱れているだけのケースや乾燥によって一時的に刺激を受けやすくなった乾燥肌だと考えられています。


アトピー性皮膚炎は、先天的な要因(アトピー因子)が一番の誘因になるわけですが、最近は大人になってから発症する成人型アトピー性皮膚炎も増えていることもあり、後天的な要因(ストレス、スキンケア、生活環境etc)の影響も無視できません。


乾燥肌や敏感肌だと思ったら実はアトピー性皮膚炎だったということもありますから、現代社会では、アレルギー体質でなくともいつ発症するかわからないと思っていたほうがいいと思います。


アトピー発症・悪化させる2つの要因


アレルギー的要因

● 皮膚組織でおこる免疫の過剰反応

● 肥満細胞や好酸球細胞の脱顆粒による炎症反応


非アレルギー的要因

● バリア機能が乱れ、刺激物が侵入しやすい状態

● ストレス

● 掻く行為の習慣化


乾燥肌、敏感肌、アトピー 性皮膚炎にいずれも共通するのは、肌のバリア機能が低下しているということ。セラミドが不足しており、バリア機能が機能していない状態ですから、セラミドを外側から補う保湿が効果的で、「皮膚の水分保持能」を強化してあげないといけません。


乾燥がひどかったり、肌荒れがひどく化粧水が沁みるという場合は、角質層がめくれあがっている状態ですから摩擦が少なく肌触りが柔らかいセラミド配合の保湿クリームを使って、保湿成分を供給するとともに保護膜をつくって外的刺激を遮断し、水分の蒸散を防ぐことに努めます。


(乾燥肌・敏感肌であれば)1週間から10日もすれば普通にスキンケアできるレベルにまで肌の状態は回復するはずです。


突然発症する成人型アトピー性皮膚炎にご注意を!

今や何らかのアレルギーを抱える人は3人に1人といわれています。子供のころからアレルギーと付き合ってきたという人もいれば、大人になってから突然発症したという人もいると思います。


突然発症するアレルギー性疾患としては、花粉症が代表的なものですが、食物アレルギーもありますし、アトピー性皮膚炎もそうです。アトピー性皮膚炎はアレルギーの1つだからですね。


大人になってからのアトピー性皮膚炎は「成人型アトピー性皮膚炎」と呼ばれますが、手足に症状がでてくる子供のものと違って、顔を中心に乾燥やかゆみ、赤みがでてくるという特徴があります。そのため、乾燥肌や敏感肌と混同してしまうことが多いです。


大人のアトピーは、正直なところ何がきっかけで発症してしまうのかはまだよくわかってはいないのですが、ストレスがきっかけになり、自律神経系・免疫系・内分泌系統のバランスが崩れたときに発症するケースが多いといわれています。


※前述したように非アレルギー性の要因が非常に大きな影響を及ぼしていると考えられています。


アトピー性皮膚炎の怖いところは病気そのものを治すことはできないということです。


まったく気にならないレベルにまで症状をコントロールして、肌状態を落ち着かせるということまではできても、火種(アトピー因子)は残っているため、アレルギーを引き起こす悪化因子に触れることで、再発することがあるということなんですね。


そうしたことも踏まえて成人型アトピー性皮膚炎になってしまったらどうするか?というと、


炎症やかゆみを抑える治療を受ける


アトピー性皮膚炎には「軽微」「軽症」「中等症」「重症」と肌の状態にあわせてレベルがあります。炎症が少なく乾燥やかゆみが主な症状という場合は保湿剤を使ったスキンケアだけで済むこともありますが、炎症やかゆみ、湿疹がひどい場合はステロイド外用薬・抗ヒスタミン薬などが処方されます。

アトピーの悪化因子を遠ざける


人によって違いがありますが、「引っ掻くこと」「発汗」「空気の乾燥」「ほこり」「衣服の刺激」「シャンプーや石鹸」「心理的なストレス」といったことが悪化因子になるため、できるだけ日常生活のなかで避けるようにします。

スキンケア(保湿)


炎症がおさまった後は、症状をぶり返さないためにも保湿重視のスキンケアを行って肌の状態を常に良好に保つようにケアしないといけません。油断するとまた再発する必要があるので、肌の乾燥を防ぐためにも毎日のスキンケアは必須になります。


という3つの方法を中心に治療が行われます。


最新のアトピー治療では、バリア機能を担うタンパク質のフィラグリンの発現を増やす薬や幹細胞の特性を利用した再生医療によるバリア機能の改善などが注目を浴びています。


セラミドはアトピー肌の保湿成分としては大変有効なんですが、化粧品の場合はセラミドと一緒に配合されているその他の余計な成分がアトピー肌にとっては刺激になるということで皮膚科で処方される保湿剤としては、ワセリンやヒルドイドローションが多いです。


とはいえ、ワセリンはベタつきが気になるし、ヒルドイドローションでは保湿力がいまいちという場合は、「皮膚科医の先生と相談したうえで」という条件付きになりますが、使い勝手のいいセラミド配合の保湿クリームを保湿剤として使うのも選択肢としてはあります。


当サイトで紹介しているディセンシアはもともとアトピー肌を研究している際に生まれた「外部刺激を完全に遮断する技術」を乾燥肌・敏感肌用化粧品に応用したものですから、アトピー肌の保湿剤として使っても問題なく、刺激なく使えるはずとのことです。(←ディセンシアに確認済)


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