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セラミド不足の原因と肌の水分量を増やす方法

セラミド不足が乾燥肌の原因

肌が乾燥してしまうか否か、潤いを保てるかどうかは、肌の水分保持力に左右されます。


そしてこの肌の水分保持力に大きく影響するのが皮脂、アミノ酸、セラミド、ヒアルロン酸などの肌の組成成分。


特にセラミドは水分保持の80%を担う細胞間脂質の主成分ということで肌内部のうるおいを保つうえで最重要の保湿成分になります。


このセラミドが不足してしまうと肌の水分保持力が低下してしまうので肌の潤いをキープできなくなります。乾燥肌や敏感肌といわれる肌の状態は、すなわち「セラミド不足の肌」といってもいいわけです。



乾燥肌や敏感肌を改善するために毎日のスキンケアでやらなくてはいけないことは、セラミド不足になってしまった原因を突き止めて、肌を守るとともに、セラミドを補って、肌の水分保持力を高めて、肌の水分量を増やすことになります。

セラミドが減少してしまう8つの原因

そもそもなぜ、セラミドが不足し、肌の水分量が低下してしまうかということですが、加齢による老化現象という仕方のない部分はあるにせよ、普段のスキンケアや生活習慣のせいでセラミドが減少しているというケースもあるんですね。


セラミドが減少してしまう原因として考えられるものには以下のようなものがあります。


1、洗顔の回数が多いor洗浄力の強い洗顔料を使っている。


脱脂力の強い洗浄成分が配合された洗顔料で顔を洗うことで、肌の潤いを守っているセラミドや皮脂を洗い落としてしまうため、肌が乾燥してしまいます。皮脂、汗、寝具の汚れ程度なら水洗顔だけでも十分落せるので、たいして肌が汚れていない朝から洗浄料を使ってしっかりと洗顔するのは洗いすぎだといえます。

2、メイクがいつも濃く、クレンジング剤は常にオイルを使用。


洗顔料以上に合成界面活性剤による洗浄力が強いのがクレンジング剤ですから必要以上に皮脂やセラミドが洗い落とされてしまうリスクを抱えています。面倒からもしれませんが、メイクの濃さにあわせてクレンジング剤は変えたほうが肌のバリア機能を壊さずに済みます。

3、肌を擦ったり、叩いたりしてケアしている。


スキンケア時の指や手のタッチが強かったり、タオルなど肌を擦るなど物理的な刺激、ダメージというものも肌のバリア機能のラメラ構造を剥がしたり、破壊する原因になるのでセラミドの働きを低下させる原因になります。

4、ストレスによる肌過労


ストレスはセラミドを分解する「セラミターゼ」という酵素を発生させてしまうほか、毛細血管を収縮させて血行不良の原因になったり、自律神経を乱してターンオーバーが乱れる原因となるので新しいセラミドの産生に影響を及ぼしてしまいます。

5、タンパク質不足&ビタミン・ミネラル不足


肌を作る材料となるタンパク質やターンオーバーを円滑に行うためのエネルギーやサポート成分となるビタミンとミネラルが不足していると、新陳代謝が鈍りますから、新しい細胞が生み出されずセラミドを作り出すことができません。

6、睡眠不足


夜寝ている間に成長ホルモンが分泌されて、肌の再生と修復が行われるため、その時間が短い(=睡眠不足)という場合は健康な角質層の形成を阻害してしまいます。熟睡できないとか昼夜逆転の睡眠リズムということも眠りの質を悪くするため、成長ホルモンの分泌が悪くなるなど角質層の形成に影響が出ます。

7、紫外線


紫外線を浴びた後は、皮むけて皮膚が剥がれるように肌のダメージの修復と死んだ細胞の排出を行うためターンオーバーが促進されます。ターンオーバーは遅くなることも問題ですが、早くなることも問題で、十分なセラミドが作られないまま未熟な角質層が形成されてバリア機能が弱まる原因になります。

8、空気が乾燥した環境(夏の冷房、冬の暖房など)


セラミドがたっぷりの強固なバリア機能が形成できていれば空気が乾燥していても潤いは保てますが、ここまで述べてきたような1~7の原因でバリア機能が低下していると、湿度が低い状態は肌にとって水分を奪われる過酷な環境になります。


日本人は極端な清潔志向を持っていることもあって、とにかく洗顔やクレンジングなど落すケアに力をいれがちなんですが、それが肌のセラミドを減少させる一番の原因になっているというのが皮肉なところです。


水やお湯だけで洗顔するのであれば、そこまで皮脂やセラミドが失われるわけではないので、肌の回復力で十分補うことができますが、洗浄剤として合成界面活性剤が配合されている洗顔料やクレンジングを使ってしまうと必要以上に皮脂やセラミドが洗い落とされてしまいます。


そして、洗顔やクレンジングは毎日行うケアだと思います。


それが、セラミドが新しく産生される量よりも、洗い流される量のほうが多くなってしまう原因になっているので、常に肌ではセラミド不足の状態が続いてしまって、乾燥肌や敏感肌が一向に改善しないという状況を生み出してしまっているわけなんです。


洗顔やクレンジングを止めるというのは現実的な選択肢とは言えません。ただ、水やお湯で洗顔が済むならそれに越したことはありませんし、少なくとも洗浄力がマイルドな洗顔料やクレンジングを使うということは意識してほしいと思います。

肌の水分量を増やすには、セラミドを失わないことが重要!

肌の保湿というとどうしても「肌に足りない水分や減少してしまったうるおい成分を補うこと」に意識が向きがちですが、肌内の水分や保湿成分が肌外へ流出しないように「守る」ということも同じくらい大切なことです。


そのため、セラミド不足を解消し、肌の水分保持力を引き上げる理想の保湿ケアというのは、


1、洗顔やクレンジングによるセラミドの流出を防ぐこと


使っている洗顔料やクレンジング剤の洗浄力に気をつけましょう。皮脂や肌についた汚れは基本的にお湯で落ちます。クレンジングはメイクの濃さに応じて使い分けましょう。

2、不足しているセラミドなど肌の組成成分を補給すること


いろんな保湿成分がありますが、うるおいに直結するのは肌の組成成分を補うことであり、なかでも一番水分保持力に影響するのはセラミドです。セラミド保湿を心がけましょう。


という「攻め」と「守り」のダブルアプローチを行いましょうということです。この2つのセラミドケアをぜひ意識して普段のスキンケアを行うようにしてみてください。


肌の水分量の変化については普段のスキンケアのなかでも実感できることですが、スキンアナライザーやトリプルセンスなどの肌診断機を使って客観的な数値として把握しておくと確実です。


保湿化粧品を使う前と使った後の数値を比べれば、保湿効果があるかどうかは一目瞭然なので、保湿化粧品選びにも肌診断器は役立ちます。(まぁ、でも肌診断器は高いんですが(汗))


保湿力のあるセラミド配合orセラミド強化成分配合の基礎化粧品を使ってみるだけでなく、普段使っている洗顔料やクレンジングの洗浄力が強力すぎないか、肌を擦っていないかなど、落とすケアについても今一度見直してみてくださいね。


【補足】肌のセラミド流出を最小限に留めるための洗浄成分の選び方

乾燥肌や敏感肌の症状を訴える女性の多くは、洗いすぎによるセラミドの流出という問題を抱えています。メイクが欠かせない女性にとっては洗顔とクレンジングは毎日の大切なお肌のお手入れですが、皮脂やセラミドを落としすぎてバリア機能を弱めてしまっては意味がありません。


肌が乾燥している方や敏感肌という人は洗顔料やクレンジング剤に使われている洗浄成分(界面活性剤)や油脂ができるだけ肌にとって刺激にならないものを選ぶ必要があります。

クレンジング剤の選び方


一般的に安価なクレンジングオイルで使用されているのは、石油由来のミネラルオイルです。


ミネラルオイル自体は刺激は少なく安全性も高い成分ですが、クレンジングの主成分として使用される場合は脱脂力が非常に強いこともあり、必要な皮脂やセラミドまで洗い落としてしまうリスクが高くなります。


そのため、肌への負担の少ない植物性油脂を主成分にしたオイルクレンジングを選びたいところ。成分表示をみて植物性油脂が上位に表示されているかを確認するようにしましょう。

肌への負担が少ない植物性油脂

  • マカデミアナッツ油
  • アボガド油
  • コメ胚芽油
  • アルガンオイル
  • オリーブ油


人の皮脂に近いタイプの脂質である不飽和脂肪酸が多い植物オイルが理想です。

洗顔料の選び方


洗顔料は洗浄成分(界面活性剤)にとって洗浄力が大きく異なるため、配合されている洗浄成分(界面活性剤)の種類をチェックすることが大事です。


洗浄力が強い洗浄成分(界面活性剤)が配合されていると、それだけセラミドなど必要なうるおい成分まで奪われてしまいますから、乾燥肌・敏感肌の人は肌に刺激が少ないマイルドな洗浄成分を選ぶようにしましょう。

肌に優しい洗浄成分(界面活性剤)

  • ココイルグルタミン酸TEA
  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウレス-5カルボン酸Na
  • ラウレス-6カルボン酸Na
  • ラウラミドプロピルベタイン
  • コカミドプロピルベタイン

※「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」といった成分は避けたほうがいいです。


皮脂を取りすぎず、弱酸性に保つカルボン酸系洗浄成分や「ココイル〇〇」に代表されるアミノ酸系界面活性剤、「〇〇ベタイン」と名称のベタイン系洗浄成分が肌に優しいマイルドな界面活性剤の代表になります。


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